こんにちは。
心と体の問題を自律神経と心理学の観点から改善する
鍼灸整体院 枚方なぎら堂 院長の城地です。
ここ10年ぐらいでしょうか?
『自律神経のバランスが乱れている』
という言葉が普通に使われているのは。
実際のところ、不調が続いていることを
『自律神経のバランスが乱れている』
と表現しているように思います。
はっきり言うと、その認識
正解です(笑)。
ただ、
体の中では実際に何が起きているのか。
そこを知っているのと知らないのでは、
対応力と安心感が変わってくるので、
今日は「自律神経のバランス」にフォーカスしてお伝えしたいと思います。
自律神経って何?
難しいことは置いといて
自律神経は体の中を自動制御してくれる
神経のことを言います。
何を自動制御してくれるかと言うと
心臓や腸などの臓器。
血管や汗腺とか自分では直接コントロール出来ない
ものをコントロールしてくれています。
その結果、血圧や心拍、血液の濃度とか
いろいろなものを一定の幅で維持してくれています。
だから、自律神経がなくては
人は生きていけないんですね。
自律神経には役者が2名
すでに知っているとは思いますが、
自律神経には、
活動を促す交感神経と
休息を促す副交感神経があります。
多くの方が知っているようで知らないこと
それは、
片方が活動していたら
もう一方は休んでいる
わけではない。
ということです。
実際は、最高を10として
交感神経が10働いていたら
副交感神経は6働いている。
逆に
副交感神経が10働いている時は
交感神経は6働いて、という風に
支配している内臓をコントロールしています。
少し具体的に話すと、
心臓は交感神経と副交感神経によって
コントロールされています。
交感神経は心拍を早め
副交感神経は心拍を遅くします。
交感神経だけ働いていると
心拍は1分間で100拍以上
副交感神経だけが働いていると
心拍は1分間で60拍以下になります。
つまりは、両方の神経が働くことで
平常時に1分間で60~100拍に保つことが出来ます。
つまり、なにが言いたいかというと、
緊張が長期になると、
交感神経が活動状態が続き、緊張が緩みにくくなる。
つまり、副交感神経の活動が抑えられたまま、
それが普通になり、副交感神経も鈍くなってくる。
逆に、副交感神経の活動状態が続くと、
交感神経が働きたくなくなり、
気力が出ないような状態になります。
その結果いろいろな症状が出てくる
という結果になるんですね。
これを、「自律神経のバランスが崩れた」
という状態になります。
自律神経のバランスを整えるには。
では、自律神経のバランスを整える方法はあるのでしょうか?
要は、交感神経と副交感神経のどちらかが
過緊張状態になる状況を防ぐことが大切になります。
その方法が昔から言われている
よく寝て、よく食べて、よく動く
このメリハリが大切になってきます。
具体的にはどうするか
最近運動不足だと思ったら、
その場で、足上げ20回
不摂生だと思ったら
食事をバランスよく摂る
働きすぎと思ったら、
思い切って休息をとる
こういったことを実行するだけで
意外と変わったりします。
ただ、長期間に渡って緊張が続いた場合
なかなか元に戻らなかったりします。
そういった場合には、
専門家の手を借りる方が早く改善すると思います。
要は、日常生活の中でオンとオフをつける。
簡単で当たり前のことだけど
以外に大切なことですよね。
なにか特定の方法を試す前に
日常生活の中で試してもらうと
いいと思います。
それでは、また。